
ノーベル文学賞受賞!韓国の小説「すべての、白いものたちの」を日本語訳で読んでみた
2024年ノーベル文学賞を受賞した「すべての、白いものたちの」を日本語訳で読んでみました。
著者はハン・ガンさん。
そしてなんとアジア人女性としては初のノーベル文学賞受賞とのことです🎊
そんなわけで発表後すぐに本屋さんに寄って、単行本を購入。

そして早速読み始めたところ、最初は文章自体が詩的で少し読みづらさを感じました。
(病院の待合室で読んだから集中力も足りていなかったはず)
でも自宅で再度読んでみたところ、文体にはすぐ慣れてきたし気づけば一気に読破してしまいました😳
「すべての、白いものたちの」を読んでみた感想
ネタバレ無し↓
原文の韓国語タイトルは日本語訳で「白い(形容詞)」
ちなみに目録は全て白いで形容される又はされた単語たちとなっております。
そうして一見色以外繋がりがないように思える目録たちと共に進んでいく物語。
それでもそれぞれがちゃんと物語の進行に一役買っていたと、読み終わってからは感じずにいられません。
だからタイトルも目録も全て計算され尽くされたような完成度だったと思うし、とても圧倒されました。
さらに著者の独特な文体が、物語全体にいつも曖昧さや居心地の悪さを感じさせてくれる。
登場人物たちの意思の不透明さや曖昧さが文章で上手く表現されてて、没入感が半端ないです。
これを日本語に訳した翻訳者さんも大変だったと思う💦
普段読んでる本とは全く違う新感覚の物語でした。ハン・ガンさんの次回作が早くも気になる!
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