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「平安京の下級官人」 倉本一宏著

最近は江戸時代の本をよく読んでいましたが、今の大河ドラマは平安時代が舞台ということでこちらの本をチョイスしてみました。

まず1000年も前の文献や資料が今でも残っていることに驚き。。

ただ、この時代は文字を書ける人が身分の高い人ばかりだったこともあり、庶民の生活や暮らしについて詳しくわかるものは少ないのだなと(この本の最初でも述べておられましたが)改めて実感しました。

それでも著者が、数少ない描写から庶民または下級官人に焦点を当てようとする心意気は面白いものですし、調べるのも大変だっただろうななんて思いながら読み進めました。

特に驚いたのは、この時代からも天皇はいらっしゃいましたがお世話をする人のなかに下級官人も含まれていたこと、さらに泥棒が天皇のいる屋敷に忍び込めてしまうぐらい、当時の警備は甘かったということ。このゆるゆるな感じが見てて面白かったですね。それと同時に当時のほうが貴族と庶民の距離も近かったのだなと驚きつつ見ていました。(庶民といっても京都近くに住む人たちだけですが笑)

この本を見ていたら、京都の街を歩きたくなりますね。京都が都だったんだなーって改めて実感できましたし。ただ京都の場所は好きだけど、クセが強い人が多い気がして・・実は苦手意識がややあります。笑

https://www.amazon.co.jp/平安京の下級官人-講談社現代新書-倉本-一宏/dp/4065270316

毎日の暮らしや趣味の読書や旅行について綴っています。

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