死体は誰のものか 上田信著
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今回も図書館で一番読まれてなさそうな、もとい一番最近に入荷され、かつ誰にも読まれてなさそうな本のなかから選んでみました。
漢族、チベット族、キリスト教、日本などの葬式や死体に関する意識を比較しながら、最終的には死体とは物なのか、物であれば誰の物なのか考察していく感じの本です。
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まず部族や宗教の違いによって葬儀の仕方も大きく違ってくるし、葬儀について知っていく過程で彼らが死体をどのように考えているのか、それについても推測していけるのが面白いと思いました。
特に驚いた葬式の仕方は、やはりチベット族の天葬や水葬ですね。天葬は鳥に死体を食べさせるというもので、日本だともちろんできない方法ですし法律的にもアウトです💦
水葬は死体を水に入れて魚に食べさせるというものですが、これも特殊な状況下を除いて日本ではあり得ない方法とのこと。
世界にはこんな風にお葬式を行なっている地域があるんだなと、一つ学べました。
最終的には、臓器移植法ができたことにより死体は誰の物で生者だった頃の意思はどこまで反映されるのか、明らかにしなけばいけない事例が増えたこと。それに伴い日本では今までどういった議論がされてきたかについてまで話を広げています。
死は誰もがいずれは直面する問題なので、自分が死体になった後のことも考えておかないとなと改めて考えさせられました。
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