夫のトリセツ 黒川伊保子
こんにちは。突然ですが、最近よく夫と喧嘩しています🥱
そんな時、見つけたこの本!一時期流行ってた気がするけど、結局読まなかったんですよね。今は結婚しているし、喧嘩は多いし早速読んでみました。
まず・・・冒頭から中盤にかけては共感しての嵐!
あー時代国籍問わず夫婦ってこんな感じだよな、こんな言い合いしちゃうよなって納得できる事例ばかりだし、著者の例えの上げ方が上手すぎでした。夫婦間でよくある喧嘩も男性脳、女性脳の違いのせいなんだよと言われれば、お互いの性格や合う合わないの問題じゃなかったのだと安心できます。根拠はともかく、性差による脳の違いの可能性を事前に知っておけば、必要以上に夫に腹が立ったり攻める気も起きないかも。。。そうだといいな笑
ただ後半にかけては、夫の出来は母親の教育に問題があるからだとか。最近の若い母親は電車の中で赤ちゃんの喃語に答えていない人が多いから、共感できない男がこれから増えていくとか。著者が今だに子育て🟰母親の責任と考えていることが明るみに出てしまっていて、考え方が少々古臭いかなと感じてしまいました。今は父親も積極的に子育てに参加する流れになっているはず。電車で喃語に答えないのは、母親たちが外でベビーカーを蹴られたり子供が泣いてるだけで睨まれるような世界で生きているからでは?(それに具体的な統計もないのに、わざわざ若い母親と一括りにして本に出しているのがちょっと・・・)
うーん途中までは良かったんだけど、後半のやっつけ感や根拠を示さない憶測が残念でしたね。
著者は学者のようですが、よくある脳科学系の本のように実験結果と日常の行動を照らし合わせていくといった過程はありません。故にやや信頼性に欠ける、なぜ?と聞かれても著者がそう言っていたから、としか言えないのがもどかしいし、私自身の記憶に長く残るのかも要検証ですかね。